学校設立の経緯と創立記念日
メルボルン国際日本語学校(MISJ)は、1985年に当時の日本語補習校が全日制日本人学校になることが決定した時、従来通り現地校で教育を受けながら、日本語習得の機会を確保するために土曜校を存続させたいとの要望が増し、約70世帯あまりの親達の合意によって1986年4月12日に設立されました。
設立の趣旨
私達は次の時代を担う子供たちが、国境という政治の壁や生活環境という文化の壁を越えて、本当の意味の国際人に育って欲しいと願っています。 日本人の子供たちは現地校での体験を通して、日本人とは異なる価値観があることを知るでしょうし、日本そのものをしっかりと見つめ直すようになるはずです。いずれ日本に帰る子供たちは、帰国後の学校生活に不安を感じていますが、その不安を少しでも和らげ、現地校での生活をより実りあるものにしてやりたい。また当地に永住する子供たちや、オーストラリア人の子供たちは日本語の学習を通じて日本に対する理解や共感を深めて欲しいと願って本校を設立しました。メルボルン国際日本語学校という名称は、設立を決議した保護者総会で決まったもので、「国際」という二文字にはこのような願いがこめられています。
認可
① 日本国政府より:1989年度に日本語補習授業校としての認可され、運営資金の一部(主として校舎賃貸料と教員給与)を補助金として受けられるようになりました。
② ビクトリア州より:2008年からコミュニティーランゲージスクールとして認可を受け、運営資金の一部(主として教員の給与と研修、教材や教具購入費用)を補助として受けられるようになりました。
創立25周年
2010年に創立25周年を祝い、以下の行事を行いました。
- 学校校章(ロゴマーク)を公募。採用者には賞品としてiPadを贈呈。
- 11月13日:作品展(授業で制作した園児・児童・生徒の作品を展示)
- 11月20日:MISJ かくし芸大会(歌、楽器演奏、ダンスなどの演技披露)
- 12月4日:合唱祭。各学年で一曲歌う。教職員も参加。
- 2011年3月12日「土曜校オーケストラと愉快な仲間達によるコンサート」