生徒の目標 「敬意と責任」
中学部教育の特徴
1.目的に応じたコースの設定
目的別コース開設の目的
教育的ニーズが多様化し、従来のような文部科学省学習指導要領に沿った教科書の学習指導だけでは、着実な基礎学力の習得に繋がっていかないことが明らかとなりました。年40日という限られた授業日数の中で学習効果を最大に高め、履修生徒の学習意欲を向上させるために2011年より生徒の学習目的に合致させた目的別コースを開設しています。
国語コース
学習目的
- 文部科学省の新学習指導要領に準拠した年間指導計画に沿って、学年相応の国語力育成を目指す。
- 高いレベルの日本語運用能力を育てる。
- 帰国準備や日本留学を考慮した指導内容を盛り込む。
- VCE Japanese First Language に対応できる日本語の力を育成する。
指導内容
- 40日の授業日数で、教科書教材を最大限にカバーする。
- 作文や漢字等の従来の学習にも力を注ぐと同時にデジタル教材等も取り入れた多方面からのアプローチに取り組む。
- 教科書単元に沿い、古典や国文法、日本の文化、歴史、習慣についての知識を広げる。また学習した内容に即して、中学生に相応しい「考える力」を養う。
日本語コース
学習目的
- 教科書の学習単元を精選し、単元内容をより深く理解し、日本語を楽しんで学べるようにする。
- 「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能の基礎定着と育成を図る。
- VCE Japanese Second Language に対応できる日本語の力を育成する。
指導内容
- メルボルンで生活する中学生にとって、より身近な単元や題材について学習する。
- コミュニティーとの繋がりを大切にした学習活動を行い、豊かな国際感覚を育てる。
- 生徒主体の学習活動をする。例)調べ学習、ポスターや絵本の制作、インタビューなど
2.指導法の工夫
- 生徒が主体的に学習活動に取り組めるように工夫した指導法
- 中学部・学校で統一したアプローチ
- 研修の充実:教員間のサポート、意見や情報の共有
3.家庭学習との連携
- 宿題:学校で勉強したことを家庭で復習し、学習を積み重ね
- 保護者との連携:学校での様子など、情報を共有しながら指導にあたる
- 個人面談(年一回)、授業参観(年一回)